【この本を選んだ理由】
現職でちょうど、新規事業創出というテーマを与えられているため、何かのきっかけになればと思い手に取りました。少ないリスクで最大の効果というサブタイトルにも惹かれました。
イノベーションを起こせと社内でよく言われますが、実際「ホイホイ起こせたら、今頃ザッカーバーグだ」と思っていましたので、イノベーションでハンクリノベーションというところに期待を寄せていました。
イノベーションを起こせと社内でよく言われますが、実際「ホイホイ起こせたら、今頃ザッカーバーグだ」と思っていましたので、イノベーションでハンクリノベーションというところに期待を寄せていました。
【感想】
本書は、まさに上記理由にあるように、「イノベーションを任された」立場の方の一助となる一冊だと思います。任された方のやり方、ストレスに思っているところの拠り所が書かれていると感じました。イノベーションは非常にハードルが高く、やろうと思ってできるものではありません。また、0から1を生み出すということは外れる確率も高く、ある意味「博打」と同じようなものだと本書では述べています。私もこの点には非常に共感しています。生み出すことが難しいだからイノベーションではなく既存のものをリノベーションして収益を産もうとするのが本書のテーマです。小さなリノベーションの中にイノベーションが隠れている可能性もあります。
そのための方法論や考え方、ツールなどが本書には記載されています。簡単にあげるならば、既存ビジネスのターゲットを変えて他の層にもアプローチすることでマーケットを広げる。そうすることで新規投資(開発など)を行わずして、収益を生むことができるというものです。
Googleの例を本書ではよく見かけます。様々なサービスを次から次へと創出するGoogleの経営になぞることで説得力を増しているのだと思います。
その中で特に印象に残っているのは、Google経営陣は自身が経営判断を誤る可能性を認識しているというところです。日本の企業にはこれはあまりないところだと思います。日本の経営陣はおそらく、今まで自分たちがやってきかことは正しい。この経験があれば企業は存続できると考えているのだと思います。これに対してGoogle経営陣は自分たち旧来の人間のやり方(成熟したビジネス方程式)では新しいことは起こせないと自己認識しているというのです。
新しい考え方を潰すのは経営陣、上司など旧来の考え(よくいえば経験)であるということだと思います。私もアイデアベースで相談を持ちかけたとき、正論の雨あられの中で心を折られたことは何度かあります。そんな時の経営陣のあり方も本書では挙げられています。本来の上司のあり方を説明してくれているので、「だよね」と思う部分も多分にあります。
既存ビジネスではない新規ビジネスを進める方たちはブルーオーシャンを目指すパイオニアです。様々な冒険はつきものですが、身内から「ダメだ」「無理だ」「考えが足りない」と背中から刺されたらレッドオーシャンに戻り効率化と価格競争でやり慣れて疲弊した戦い方を選んでしまいます。上司の方はこんなこと望んでないですよね。孤軍奮闘しようとする仲間をどう支えるのか。これを考えてみると何かが変わるのかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿